「モチベーションをどのように出した
よいでしょうか？」

という質問がたまに来ます。

竹内理おさむ博士は 言語の達人を研究し、
彼らが功利的な目的ではなく
英語学習自体が好きだということを
見つけました。⁽¹⁾竹内理(2007)「達人」の英語学習法 株式会社草思社.

確かに 英語学習自体が好きで
英語ができるように
なっていく人はいます。

僕の妻は中学生のとき
英語学習が楽しかったようで
毎日のように
英語を音読していたそうです。

それで偏差値68の高校に入り、
その後 外語大学へ入学しています。

しかし こんな人は稀です。

そもそも モチベーションの
相談をするということは
英語学習が楽しくないから
だと思います。

では 英語学習が楽しくない人は
どのようにすれば良いのでしょうか。

高額納税者公示制度で
12年間連続10位以内だった
斎藤一人さんは
「最初は欲でいい」と言います。⁽²⁾斎藤一人(2016)強運 株式会社PHP研究所.

この欲というのは
外国人の恋人が欲しいとか
収入を上げたいとか
そんなものです。

僕の前のメンターは多言語話者で
富豪でもありますが、
「普通の人はまず恐怖を
モチベーションとすべき」といいます。

恐怖というのは 例えば
「英語を勉強しないと収入が下がって
家族を守れない」とか
そういったものです。

僕自身 何かを始める時は
完全に欲望や恐怖で動いています。

例えば そもそも英語を始めたきっかけは
収入を上げたいとか、
外国人の女性と付き合いたいとか、
海外を飛び回りたいとかそんな感じです。

また 現在では 英語自体を仕事にして
英語に触れざるを得ない状況を
作っています。

しかし 気づけば
英語自体が面白くなっていました。

なぜ 欲望や恐怖で始めたのに
好きになっていくのでしょうか？

人というのは 行動し始めてから
ドーパミンという快楽とやる気の
神経ホルモンが分泌されます。

ですので そもそも
行動してからやる気が出るんですね。

それから　心理学者の
リチャード・ワイズマンは
「人は演じた通りになる」と言います。⁽³⁾リチャード・ワイズマン(2013)その科学があなたを変える 文藝春秋.

英語を好きになるには
好きなふりをすることです。

英語学習が好きな人は
何をするでしょうか？

そう、英語学習です。

なので 英語学習をしていくと
だんだん洗脳されてきて
英語学習が好きになるんです。

また 大富豪の本多静六さんは
「努力すればできるようになり娯楽になる」と
いいます。⁽⁴⁾本多静六(2010)成功するために必要なシンプルな話をしよう 三笠書房.

例えば 英語の試験で高得点を取ったり
英語が理解できるようになって
英語のドラマを見始めると
とても楽しくなります。

以上 僕なりの
モチベーションの上げ方をまとめます。

・まず 低俗な欲望や恐怖で始めます。

・とにかく１秒でもいいから
英語を勉強し始めます。

するとドーパミンが分泌され
英語学習をし始めます。

・また 英語学習をしていると
だんだん英語学習自体が好きになります。

・それに加えて
英語ができるようになることで
楽しさを増すようになります。

というわけで、
英語学習を駆り立てる
どういった欲望や恐怖があるのかを
まず考えて見ましょう。

また それらがないのであれば
英語を学習せざるを得ないような
状況を作り出しましょう。

以下のようなアイデアが思いつきます。

・CASECなどの
英語の試験のチケットをまとめ買いし、
月一で受けるようにする。

・１日でも英語学習をサボったら
10万円のダイヤの指輪を買うと妻に約束する。

・高額な英語教材を買う。

・英語を使う仕事に就く

・外国に住む

他にいろんなアイデアを考えて見て
やってみましょう。