英会話においていえば
性格がかなり影響する様に思います。
例えば 以下の様な性格が影響します。
・内向的か外交的か
・繊細か大胆か
すぐに話せる様になるのは
やはり外交的で大胆な人です。
英会話というのは基本的に
正確さと流暢さがトレードオフします。(1)竹内理(2007)「達人」の英語学習法 株式会社草思社.
正確さを求めると流暢さが失われ、
流暢さを求めると正確さが失われます。
大胆な人は正確さを気にしないので
流暢さを手に入れます。
以前 モンゴル人やブラジル人が
日本語を覚えることが早いと言いましたが、
これは正確さへのこだわりがあまりないことも
関係しているかもしれません。
しかし 内向的で繊細な人にも
ちゃんとメリットがあります。
例えば 内向的な人は発音が
上手なことがわかっています。(2)竹内理(2007)「達人」の英語学習法 株式会社草思社.
また ネイティブ並みの
会話能力を手に入れた人は
発音に強いこだわりがあることが
わかっています。(3)竹内理(2003)より良い外国語学習法を求めて 株式会社松柏社.
ですので 内向的で繊細な人は
時間はかかるかもしれませんが、
最終的には綺麗に話せる様になるでしょう。
また こちらにも書いていますが
ペラペラ話せるようになっても
その発音が正確でないと
相手に通じるとは限りません。
それから 内向的で繊細な人は
文法、リーディング、語彙のスコアが
高いことがわかっています。(4)竹内理(2007)「達人」の英語学習法 株式会社草思社.
ですので 英語の理解に強いでしょう。
また 英語を話し始めると
比較的正確な英語を話すでしょう。
それから 内向的な人は
IQが高い傾向があるそうです。
ですので 話し始めることは遅いですが
成長の余地は大きいですし、
英語を効果的に活かせるでしょう。
しかし やはり繊細で内向的だと
なかなか英語を話しません。
竹内理博士の研究によると
最初は流暢さを求め
次に正確さを求めた方が
良いそうです。(5)竹内理(2007)「達人」の英語学習法 株式会社草思社.
しかし 繊細で内向的な性格だと
「間違ってもいいから話しまくれ」
と言われても できないと思います。
では どうしたらいいかというと
自分の性格に合わせるしかないと
思います。
まず「自分は正確さを気にするし
内向的だから話し始めるのは遅い」と
受け入れた方が良いでしょう。
そして 繊細で内向的でも
スムーズに話せる様に
事前にしっかり勉強した方が
良いでしょう。
その勉強の中には
語彙、発音、音読の訓練は
必ず入れた方が良いです。
そして 「ここまで勉強したら短期留学に行く」などと
期限を決めておいた方が良いでしょう。
留学に行ってからは
正確さについては
忘れた方がいいですね。
そして 勇気を振り絞って
いろんな人と話した方が良いでしょう。
内向的な人は
付き合う人を選ぶ傾向があるので
気の合う相手が見つかれば最高だと思います。
脚注、引用・参照文献
1, 2, 4, 5. | ↑ | 竹内理(2007)「達人」の英語学習法 株式会社草思社. |
3. | ↑ | 竹内理(2003)より良い外国語学習法を求めて 株式会社松柏社. |