「TOEIC(2)以下、TOEIC L&RをTOEICと略します。なんて単なる試験だろう」
僕は当初はTOEICを過小評価していました。
「単なる試験」と
感じていました。
その一方でTOEIC高得点者には
信頼や尊敬を感じていました。
つまり TOEICに対して
相反する感情があったんですね。
しかし 諸事情からTOEICを
受けざるを得なくなりました。
すると 思ったよりも
TOEICのメリットが大きいことが
分かりました。
TOEIC学習によるメリット
まずはTOEIC学習自体による
メリットをお話します。
実際的な英語を学べる
TOEICって現実に即した場面の
問題が多いんです。
少しだけ例を挙げると
以下のような問題が出てきます。
- 電話を聞く
- 会議を聞く
- 放送を聞く
- 記事を読む
- 手紙,メール,メッセージを読む
つまり実際に仕事や生活で
あり得る場面の問題が出てきます。
ですので TOEICを学習することで
実際的な英語を
素早く理解できるようになります。
以下 実際にどうなったか
ご説明します。
英語を没頭して聞けるようになった
あるとき トランプ大統領の緊急演説が
あると聞きました。
以前なら聞こうと思わなかったと思いますが
TOEIC学習後は「聞こう!」と思いました。
そして 以前なら英語を聞いても
注意散漫になったのですが
何十分も没頭して聞くことができました。
現在でも 国際情勢に関する
英語での対談やインタビューを
定期的に動画で観ることが趣味です。
このように英語への抵抗がなくなり、
英語を没頭して聞けるようになったことは
TOEIC対策のおかげだと思います。
英語を理解しながら素早く読めるようになった
TOEIC対策前は
英語を漫然と読んでいました。
しかしTOEIC対策が終わってから
ネイティブ向け英英辞書や洋書を読むと
以前より理解しながら素早く
読めることに驚きました。
今では英語で書かれた
国際情勢の週間レポートを
何度も読むことが趣味になっています。
TOEIC高得点(900超え)のメリット
次にTOEIC高得点、
特に900点超えでのメリットをお話します。
飛び上がるぐらい嬉しい
僕の目標スコアは900点超えでした。
そして 一回目の試験で
925点を取ることができました。
ネットでスコアが発表されたとき、
バンザイしながら何度も飛び上がって
喜びました。
それぐらい嬉しかったです。
滅多に褒めない妻に褒められた
妻は滅多に僕を褒めることはないのですが、
TOEIC900点超えをとったときには
「すごい!有言実行だね!」と
褒めてくれました。
妻とは10年の付き合いですが
「すごい」も「有言実行」も
初めて言われました。
嬉しかったです。
自信がつく
TOEIC900点を超えた直後は
強い自信を感じました。
今は自信は落ち着きましたが
安心感があります。
収入が大幅に上がった
TOEICが900点を超えて
収入が大幅に上がりました。
TOEICで収入が上がる人は
僕だけではないようです。
僕は英語教育の仕事をしているのですが、
学習様の一人は800点を達成し
転職が成功し年収が数百万上がり
1000万になりました。
他の学習様も875点を達成し
外資系企業に転職し
年収が倍になりました。(3)こちらの方はすぐに895点に上がりました。
ただ どちらの方もTOEIC L&Rだけでなく
英会話も訓練されていました。
また すぐに年収が
上がったわけではありませんが、
学習者様の中にはTOEICで520から740へ上げ
医学部に編入された方もいます。
安心できるようになった
TOEICで上がった年収というのは
一時的だったり不安定な
ものではありません。
長期的に安定して続くものです。
ですので妻子5人を養う身としては
とても安心できるようになりました。
(おまけ)他の人が感じたメリット
ネットを見てみると
他に以下のようなメリットがあった方が
いらっしゃるようです。
- 転職サイトを通じて定期的に大企業や外資系企業からスカウトされるようになった
- (企業によっては)昇進条件を満たした
- 海外出向や出張要員になった
- 周りから高く評価されるようになりちやほやされるようになった
- (男性は)女性から認められるようになった
スコアが出ることによるメリット
課題がわかりさらに上達する
僕の場合は
リスニングに課題があることが分かりました。
そして リスニングに特化した訓練を行い
リスニングができるようになりました。
おかげで、CASECのTOEICスコア目安で
975点を達成しました。
TOEIC925点を取った時の
CASECのTOEICスコア目安は900点ですので
次にTOEICを受験した際には
TOEICのスコアは大幅に上がるでしょう。
このように、TOEICで改善点が見つかり
さらに英語ができるようになります。
次の目標ができる
「TOEIC意味がない」と言う人の論点は
以下ではないでしょうか。
TOEIC L&Rは
リスニングとリーディングだけの試験だから
高得点だとしても英会話ができるとは限らない
しかし 当たり前ですが
読めなければ書けませんし、
聞き取れなければ
会話することはできません。
ですので TOEIC L&Rというのは
ライティングやスピーキングの基礎づくりだと
僕は考えています。
ちょっと興味深い話をします。
僕の知り合いに
英会話ばかりやっていた人がいます。
その人の今の悩みは
英会話の先生とは話ができても
実践では会話ができないことです。
なぜ会話ができないかと言うと、
相手の英語が理解できないからだそうです。
つまり、リスニングができないがために、
実際には英会話ができないということです。
このようにリーディングとリスニングという
基礎を飛ばしてもうまくいかないと思います。
逆に 相手の言っていることが理解できれば、
相槌だけで会話が成り立つかもしれません。
TOEIC L&Rの受験生というのは
リーディングとリスニングが
ライティングとスピーキングの基礎であることを
理解して受けていると思います。
そして TOEIC L&Rで高得点を取ると、
「次はライティングとスピーキングをやろう」という
楽しい目標ができます。
つまり TOEIC L&R受験生にとって
TOEIC L&Rは一里塚(4)一里塚:大きな事業を達成してゆく過程における一つの段階。(大辞泉)なんですね。
その一里塚に達するまでが楽しく、
一里塚を超えた後も楽しみがあります。
同じような方は多いと思います。
まとめ
僕自身の体感として、
TOEIC対策と高得点の
意義は大きいです。
TOEIC対策をすれば
実際に英語を素早く的確に
理解できるようになります。
そして TOEIC高得点を取ると
周りに認められるようになり
収入は上がり安心感も得られます。
また スコアが出ることで
現在の課題が明確になり
英語上達の足がかりとなります。
そして リーディングとリスニングを学習することで
ライティングとスピーキングの基礎ができます。
また TOEIC L&Rで高得点を取ると
ライティング、スピーキングなど
次なる目標ができ
これが新たな楽しみになります。
脚注、引用・参照文献
1, 2. | ↑ | 以下、TOEIC L&RをTOEICと略します。 |
3. | ↑ | こちらの方はすぐに895点に上がりました。 |
4. | ↑ | 一里塚:大きな事業を達成してゆく過程における一つの段階。(大辞泉) |