第14話：無理せず単語を暗記する方法

これは僕の実感ですが、
英単語はその場で覚えようとすればするほど
覚えられないと思います。

僕は以前 英単語を覚えるときに、
一つの英単語を長時間にらみつけたり
何度も書いたり 頭の中で何回も唱えて
覚えようとしました。

しかし覚えられませんでした。

そのため 暗記に対して
強い苦手意識を持っていました。

しかし 「ある方法」を知ってから
無理せず英単語を覚えられるように
なりました。

その方法とは

「期間をあけて何度も出会う」

という方法です。

さて ここで質問ですが

「１００人のっても大丈夫！」という
フレーズを覚えていますか？

あなたが 日本のテレビ電波の届く地域に
住んでいたのであれば
覚えているでしょう。

・・・

イナバ物置の
ＣＭのフレーズですね。

「１００人のっても大丈夫！」
というフレーズを
必死で暗記しようとしましたか？

していませんよね。

期間をあけて
何度も何度も聞かされているうちに
勝手に記憶してしまったのだと思います。

これを英単語でやってみては
いかがでしょうか。

英単語も暗記カードなどで
期間をあけて何度も出会えば
無理せず記憶できると感じます。

この方法を使い
英語をマスターした人がいます。

Google Inc.元副社長の村上さんです。

彼は１万語の英単語の表を持ち歩いて
とにかく毎日眺めていたのです。

彼は １単語１秒 眺め
２年間で10000語覚えました。⁽¹⁾村上憲郎(2008).村上式シンプル英語勉強法 ダイヤモンド社.

また 12ヶ国語話者の千野栄一さんは
次のように話しています。

留学先のプラハの学生寮で
筆者はたまたま同室していた
チェコ人のＫ君がドイツ語をものにするプロセスを
観察する機会に恵まれたが、

絶えずベッドに仰向けになって
単語帳をめくっているばかりで、
その他の勉強をしている姿を見たことがない。

机に向かって坐り、
辞書を引くという日本語流と比べて
とてもだらしのない勉強法だと思ったが、
あっという間に上達していって唖然としたものである。⁽²⁾千野栄一(1986).外国語上達法 株式会社岩波書店.

僕自身は、単語カードを使い
期間を開けて何回も
英単語を目にしました。

そして「覚えるぞ！」と気張ることなく
短期間でたくさんの英単語を
覚えることができました。

…..

実は記憶に残りやすい
復習タイミングというものがあります。

次回そちらについてお話しします。