第3話:自分を痛めつける英単語暗記法

さて 前回 お話ししましたが
暗記カードを使う多言語話者の
人たちがいます。

そして 脳と暗記カードは
相性が良いという僕の仮説を
お話をしました。

しかし 人によっては
暗記カードで辛さを
感じるようです。

しかし この辛さこそが
効果ある訓練の特徴だと
僕は思います。

ジョフ・コルヴァンは
音楽家やスポーツ選手など
一流と二流で何が違うのかを調べ
著書「究極の鍛錬」にまとめました。

どこに違いがあったかというと
行っている練習自体に
違いがあったのです。

二流は楽しく楽チンな練習ばかりを行い
一流は辛い練習を行っていたのです。

そして この辛い練習なのですが
コツがあります。

それは 一番エネルギーの満ちた
朝にやることです。(1)ジョフ・コルヴァンによると、効果のある訓練は極めて疲れるため、朝と夕方に短時間しかできず、また一流の人たちは疲れのため睡眠の回数や量が多いことがわかっています。

ボクシングチャンピオンの
辰吉丈一郎選手は
ボクシングを始めてからずっと
毎朝ジョギングをしているそうです。

辰吉選手によると
この毎朝のジョギングで
チャンピオンになったそうです。

これは僕の考えですが
英単語暗記は
世界チャンピオンの練習と比べれば
大した苦労ではないと思います。

しかし「楽したい」という
気持ちで向かうと
ちょっとした苦労で
くじけてしまうと思います。

一方「辛い方が効果がある」と思えば
多少の苦労も乗り越えられると思います。

むしろ さほど辛いと思わなくなり、
充足感や楽しさを
見出すようになると思います。

ラクしたいのか、
それとも成長のために
覚悟ができているのか。

これが できる人 と できない人の
違いではないでしょうか。

…..

さて、ところで「英語は英語で覚えろ!」という
謎の勢力がいますが
これは本当なのでしょうか?

次回そのことについてお話しします。

脚注、引用・参照文献   [ + ]

1.ジョフ・コルヴァンによると、効果のある訓練は極めて疲れるため、朝と夕方に短時間しかできず、また一流の人たちは疲れのため睡眠の回数や量が多いことがわかっています。