第15話:「記憶の干渉」で英単語が覚えられなくなる

「記憶の干渉」が起こると
効率的に英単語を覚えられなくなります。

東京大学大学院教授の
池谷裕二博士の著書を引用します。(1)池谷裕二(2001).記憶力を強くする 株式会社講談社.

例えば、エビングハウスの実験で
三文字の羅列を二十個暗記させたとします。

翌日までに覚えている数は
八個(四〇%)程度になるはずなのですが、
それまでの間に、さらに別の文字列を一〇個
追加して覚えさせると、
初めの二〇個を覚えている割合は
かなり減ってしまいます。

これを「記憶の干渉」と呼びます。

忘却とまではいかなくても、
新しい記憶が曖昧になり、
ときには記憶の混同や勘違いを起こす
原因にもなります。

つまり、不用意に記憶を詰め込むと、
かえって覚えが悪くなるということです。

池谷博士は指摘していませんが
この「記憶の干渉」が起こる
学習ペースというのは
人によって違うと思います。

僕自身は7ヶ月で
語彙を12000にしました。

しかし、僕と同じメソッドを使っても
中学生レベルの英単語で
苦労する方もいます。

つまり人によって
単語を覚えられるペースが違う、
ということです。

もし、自分の能力以上のペースで
新しい単語を覚えようとすると
「記憶の干渉」が起こり
覚えられない上にストレスも強いです。

逆に、自分の能力の範囲内で
新しい単語を覚えていきますと
効率よく学習できる上に
ストレスも少ないです。

では「自分のペース」を
どうやって見極めれば
良いでしょうか。

単語カードの正解率が
8割ぐらいであれば
自分のペースに
合っていると思います。

もし 正解率が8割を
下回っている場合は
新しい単語を覚えることを
控えた方が良いでしょう。

そして これまで覚えた単語の
復習のみに集中することを
おすすめいたします。

……

さて ここまで
効率的な英単語暗記法について
お話ししてきました。

僕はこれまでお話ししてきた
特徴を全て含めた
英単語暗記プログラムを
妻と一緒に開発しました。

こちらを使用し
7ヶ月で語彙は12000になり
CASECでTOEIC920点相当の
評価を受けました。

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こちらで詳細をご覧いただけます。

脚注、引用・参照文献   [ + ]

1. 池谷裕二(2001).記憶力を強くする 株式会社講談社.