二種類の語彙で学び方を変えよう

「語彙」と言っても
「受信語彙」と「発信語彙」があります。

「受信語彙」というのは
聞いたり読んだりしたときに
理解できる語彙です。

「発信語彙」というのは
話したり書いたりできる語彙です。

子育てをすれば分かりますが、
基本的に 人は受信語彙から増え、
次に発信語彙が増えます。

英語ネイティブの場合、
受信語彙と発信語彙の割合は
だいたい10:1ぐらいだそうです。

そして 受信語彙と発信語彙は
比例しています。

さて、以上から実に多くのことが
推測できるのではないでしょうか。

受信語彙が発信語彙に変わる

繰り返しになりますが
人は受信語彙が増えてから
発信語彙が増えます。

そして受信語彙と
発信語彙は比例します。

そこから推測できることは
「受信語彙が発信語彙に変換される」
ということではないでしょうか。

発信語彙はゆっくり増える

受信語彙が10増えても
発信語彙は1しか増えません。

発信語彙の増加は
長い目で見た方がよいでしょう。

受信語彙と発信語彙で学び方を変えよう

受信語彙が増えてから
発信語彙が増えると思われます。

しかし 外国語学習者は
受信語彙と発信語彙で
学び方を分けた方が
より効果的だと思います。

受信語彙は単語カードによる
意味の丸暗記が効率的だと思います。

スピーキングの発信語彙は
スキット寸劇の音読が良いと思います。

ライティングは
英文の書き写しがよいでしょう。

…..

ちなみに、当コラムでは
受信語彙の学び方について
お話しいたします。

なぜかというと、
発信語彙の元が受信語彙であり
基礎の基礎だからですね。

そして、基礎の基礎であるにもかかわらず
僕たちの多くは受信語彙が少ないために
英語が伸び悩んでいると感じます。